廃品回収業を担っている業者にはいわゆる「便利屋」も含まれており、彼らが担う特殊な廃品回収が「遺品整理」と呼ばれるものです。昔は遺品の整理は故人の親類が行うのが当然でした。しかし現代は高齢化が急速に進んだ社会であり、家族形態も含めた社会構造が大きく変容したことで、遺品整理を業者に委託する家庭が増えています。これは故人に対する非礼からではなく、時間的にも経済的にも労力の面でも、親類のみでは整理できないことから生じている現象です。遺品整理業を営む業者も年々増えてはいるのですが、それに応じた法整備が進んでおらず、法外な要求をする業者も現れています。今後ますます高齢化が進み、孤立死もそれに伴って増加すると言われている中で、業界の健全な発展が期待されるところですが、需要の高まりに目を付けた悪徳業者がのさばっているのが現実で、優良企業にとっても頭の痛い話です。

遺品整理は死後すぐに行われるとも限りませんし、長年空き家だった家の整理となることもあります。空き家の状態が長く続くと不動産としての価値は下がり、解体を行うにしても先ずは清掃したり、遺品を整理したりする必要があります。解体は家財全てを纏めて破壊する分には見積りが簡単なのですが、中の家財を分別する必要があると費用は高額に上ります。優良な遺品整理業者に依頼することで、価値のある家財を売却したり、遺書等を発見したりすることができ、遺族にとってもスムーズに家の処分を行えます。実際、長年どうしてよいのか分からずに悩んでいた遺族から感謝される業者も増えており、遺品整理業はやりがいのある仕事としても注目されています。

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