不用品売買の進化版とも言えるのがインターネットオークションではないでしょうか。ネットオークションは電子商取引の一種で、90年代以降、出品と入札が手軽にできることから急速に広まりました。オフラインのオークションが有名絵画のような高額商品を対象として富裕層の間で執り行われるのに対し、ネットオークションは誰でも気軽に身近なものをオークションにかけることができ、オークションの概念そのものを塗り替えたのです。

出品は商品の説明と写真、オークションの下限、終了日時等で構成されており、それを閲覧して気に入った者は入札を試みます。予め出品者によって指定された終了日時までに最も高額の入札を行った者が購入する権利を得る点は、オフラインのオークションと同様です。

ネットオークションは世界規模で展開されているものの、取引が面倒であることから、ネットユーザーの人気は普通のショッピングサイトの方に集中しています。またネットオークションに纏わる様々な問題も噴出しています。例えば出品者の本人確認が不十分なサイトでは、手元にない商品(架空の商品)で入札させ、その入札額を騙し取る者が後を絶ちません。海賊版のDVDや偽ブランド品、盗品、麻薬、銃刀、商標権侵害物が出品されたり、債券や記名された航空券等が売られたりもしています。また転売行為も社会問題化しています。いわゆるダフ屋行為は迷惑防止条例や物価統制令の対象なのですが、スマートホンのような人気商品を逸早く買い占めて、それらをすぐに転売する者が外国人を含めて急増しているのです。さらに個人情報の漏洩も指摘されています。取引の性質上、入札した場合は出品者に住所等を開示しなければなりませんし、出品者と入札者との間で何らかのトラブルが発生した場合、その怨恨から個人情報が漏洩することもあります。

 

 

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